Starlight Message card


No.88 NGC1999 Reflection Nebura
The sense of loss : 喪失感

心にまるでぽっかりと穴があいたような気持ちになってしまうことを喪失感といいます。
大切な何かをなくしてしまったような気持ちともいうでしょうか。

喪失感の正体とはなんでしょう。ひとつは、何かを所有していた、あるいは所有することができるという考え方がつくり出す、一種の思い込みに過ぎません。その所有していたと思いこんでいたものがなくなった時、そのように感じます。

もうひとつは、自分にとって大切だと思い込んでいた何かを失ったときです。この場合の大切な何かとは、正確に言えば依存していた何かということになります。依存していたものが突如、取り去られたとき、そのように感じてしまうのです。

これらはすべて作られた概念がもたらす思い込みに過ぎません。喪失したものなど本当はどこにもありません。すべてはあなたの中心にあり、あなたは始めから完璧です。欠けたものなど一つもなく、また失うこともありません。もし完璧でなければ、この世界に存在などできないのですから。

ゆえに、あなたが存在しているということ自体が、あなたが完璧であることの証なのです。

喪失感は、元をたどれば、あなたは不完全だ、あなたには足りないものが沢山あるという刷り込みから始まります。そこで人は自分に欠けていると思われるものを欲するようになります。そして欠けていると思い込み続けている限り、依存は続きます。そして繰り返すように喪失感を味わい続けることになるのです。

思い出して下さい。あなたには欠けているものなど何一つないことを。あなたの中心にはつねに太陽が輝き続けているということを。
欠けていると思われるものは、単に不過視であって、不存在ではありません。ただ見えていないだけに過ぎません。
そこに無いとは、どこにでも在る=偏在ことを意味しています。

あなたの無限のパワーは満ち満ちているのです。